きままにあるこう -288ページ目

隣の芝生は青い

幸せだなぁと感じることは、あたり前のことなのに忘れがち。

私って幸せだわぁ~って、

毎日感じている人がいたら、すばらしいと思う。
私なんて、日々をなんとなく過ごしてしまって、
毎日ただ年をとっているだけなのかしらって思うことが多い。

しかも、幸せって人とくらべてしまうこっとってない?

あーあの人がうらやましいとか、あーあの人はかわいそう、とか
それにくらべて自分は・・・なんて思ってしまうことってない?
それって、よくないなぁーと感じる。

隣の芝生は青いっていうように、
どんな環境にいても、
他の環境にいる人をうらやましいなって
思うことはあるじゃない。
でも、実際に目に見えてるものだけでなく、
経験してみなくちゃわからないことって多いんだろうな。
私は子供が生まれる前、
子供のいるお友達の家へ遊びに行って、
あーいいなーって単純にいつも思ってたのね。
天気のいい日なんか、
あーこういう日に子供と散歩してるなんて
なんてうやらましいって。
でも、実際自分が子育てをしてみてわかった1日の大変さ。
見えてる幸せの裏には、
大変さや苦労もあるんだなぁって。
そういうのを、感じさせなかった
お友達はすごいなーーって思った。
だから、どんな環境にいても、
みんないろいろな苦労もしていて、
だからこそ、幸せなのよねぇ。

あたり前のことなんだろうけど、なにごとも経験しなくちゃ
わからないってことに気づかされたの。
だからといって、まったく同じ経験をするってことも
難しいわけだし、悲しみも喜びも、
話を聞くことで共感することはできるけれど、
それだけですべてをわかるって思ってはいけないね。
みんな日々を精一杯生きてるんだわって、
一緒に頑張ってるんだわって、励みになる。
さぁ、みんなで頑張りましょう!
楽しい毎日を過ごせるように!

母性

母性というのは、女性は誰しも本能というか、
潜在的にもっているものらしい。
だから、妊娠するとお腹の中にいる赤ちゃんを意識して、
どんどん母性が自然に育つけど、
男性は、産まれるまではあんまり実感がわかないという。
それは、なんとなくわかる気がした。
けれど、私はといえば、実際のところお腹がどんどん大きくなって、
胎動を感じる頃になると、やっと母としての実感が沸いてきたものの、
あんまり、よくわからなかったの正直。
でもって、陣痛がはじまって、いざ産まれるってところへきても、
「とにかく早くでてきれくれ~」
ってのが、本音だったかもしれない。
そんな私が、はじめて母性を感じてしまったのは、
産後、産院ではじめてのお風呂の時、あらためて裸の自分のお腹を見たら、
ぺったんこになってたの。

あ、もうお腹にあの子はいないんだ。

10ヶ月間ずーっと一緒にいたのにって。

そう思ったら、なんだか涙がとまらなくて、しばらく泣いてしまった。
そして、お風呂をでて、娘を助産婦さんが連れてきてくれた時、
すごーくほっとして、なんだかいとおしくて、また泣けてしまった。


産院での最後の夜に、地震があったんだけど、結構揺れて、
すごく怖かった。
まだ産まれたばかりの娘を抱いて、おろおろしながら、
でも必ず守らなくてはって真剣に思った。
自分の命とひきかえにしても守りたいものって、あるんだなぁって、
大げさかもしれないけれど、しみじみ感じたんだ。
気がつかなくても、母性って備わっているものなのね。
不思議。
今でも、眠っている娘を抱いていると、
こんなにいとおしいものがあるのかって、感じる。
こればっかりは、男性にはもしかしたら理解を超える、
母ならではの感情かもしれないなぁ。
一生大事に守ってみせるからね!
ママにまかせなさい!

あ、パパもいたんだった。

我慢

妊娠してからというもの、我慢するものが多々ある。
まず、アルコール・たばこ。これはあたりまえだけど。
薬もだめ。具合が悪くたって我慢。漢方とかなら大丈夫だけど。
そして、妊娠中は体重制限、出産後は母乳の為、
食事も制限される。
特に私の場合は、乳がでるわりにたまりやすく、乳腺炎になりやすい。
よって、桶谷式母乳マッサージの先生に言われたことは

あっさりとした和食中心にしなさい。(ふむふむ)

乳製品はだめ。(牛乳だめか・・・)

香辛料はだめ。(カレーもよくないか)

脂っこいものはだめ。(好きなのになぁ)

お肉は少なめに。(大好きなのになぁ)

チョコレートはだめ。(大大好きなのになぁ)

って、おーい。なんの楽しみもないじゃん。
人生において、アルコールという楽しみも断ってるのに。
食べ物まで粗食なんてさ、出家したお坊さんじゃないんだから。
本当にこの2年のうちの我慢の多さといったら。
他にもさ、我慢っていうところでいうと。

テレビを見る。

雑誌を読む。

友達と会う。

ゆっくりお風呂に入る。

ゆっくり寝る。

まんが喫茶に行く。

これすべて我慢してるのにぃぃぃぃ。
食事ぐらいいいじゃん。って好きなものをがつがつ食べていたら。
やっぱり乳腺炎になっちゃいました。とほほ。
娘が小さなうちは、腱鞘炎にもなやまされ、その激痛とも戦い、
乳腺炎の激痛とも戦い。
結婚してからというもの、ずっと我慢大会中。
相当我慢強くなっているはずの私。
けれども、旦那様には我慢がきかないのはどうしてかしら。
そんなんで、最近旦那様が優しい。
布団をひいてくれたり、マッサージしてくれたり。
いや~、うれしいなぁ。
が、やけに優しくても、

何か欲しいものがあるのか?

まさか浮気?

なんて疑ってしまうんだから、ごめんね~

恥じらい

女としての恥じらいは、一昨年の妊娠を期に
ほとんどなくなった気がする。
そして、旦那もきっとそう思っているにちがいない。
まず、妊娠中はいろいろな体の変化があって、
それこそ恥らうどころではなかった。
しかも、女性ならだいたい1度くらいは経験する産婦人科。
あれは、もう恥じらいを捨てなければ、やってられない。
はじめて行った時、正直どうしていいかわからなかった。
「イスは回転して上昇します」
えぇぇぇぇぇぇ。回転しなくてもって思ったし。
こんな恥ずかしい経験しなくちゃいけないなんて、
女って損だ。ってそこから思った。
男の人は、経験しないだろう、あの恥ずかしさ。
お腹はどんどん大きくなって、洋服も下着もなにもあったもんじゃない。
とりあえず、しめつけがなければ何でもいいって感じ。
私は、どんどん胸やお腹が大きくなった為、皮がのび、
そしてなんか異常にかゆかった。お腹やらおっぱいやら。
でもって、ほっておいたらかきむしっちゃって、出血。
これはまずいって思ったけど、先生におっぱいが痒いって言うのは、
ちょっと恥ずかしくて(そこは恥らった)、
とりあえず、近くの薬局へ行った。
ぬりぐすりかなんか買おうと思って、探すんだけど、なかなかない。
マキロンとかはあるけど・・・うーん。
そこへ、薬局のおじちゃんが、にこにこ顔で。
「何かお探しですか?」 

「あ、はい。えっと、キズ薬みたいなのはありますか?」

「どんな様子ですか?」

「えっと、切りキズっていうか、すり傷っていうか」

「患部は?」 え、え、えー?予期しない質問に思わず。

「あ、足です。」だって、おっぱいとは言えない。

「そうですか、じゃあこちらがいいですよ」

動揺してるので、薦められるままにとりあえず購入。
あーびっくりした。買えたからいいやって自宅へ戻って。
袋からあけてみると、なんか見たこともない薬。
薬の容器を空けると、ガーゼがぎっしりつまっていて、
しかもまっ黄色。なんだ、これは・・・
説明書を読むと。どうやら、液体の消毒薬がガーゼにしみこませてある。
使用方法は・・・まず、ピンセットで1枚づつとりだし、
患部に湿布し、その上から包帯で・・・・え???
おっぱいに包帯?
その瞬間、一人で声をあげて爆笑してしまった。
だって、おっぱいに包帯まいてる姿を想像したらおかしくて。
なんだこりゃ。変なもん買ってしまった。
とりあえず、包帯はまけないので、
ガーゼをとりだしておっぱいに貼った。
でもって、洋服を着たんだけど。薬の黄色がしみちゃって。
本当に、失敗した。
結局、次の検診の時に先生に薬をもらったんだ。
最初から、素直に先生に言えばよかったと後悔。
そんなもんだから、女としての恥じらいなんてどこへやら。
その後は、出産時のすさまじい様子、
そして育児中のとりみだした様子、
旦那様は私のすべてを見てるので、
恥ずかしいなんて思うわけがない。
女を捨ててはいけない、と思いつつ。

もう、今さら恥らっても遅い、と思ってしまう。

今でもあの黄色い薬は、使用されることなく薬箱にしまってある。

姑って

嫁 VS 姑 なんていうのは、よくある話だけど。
私の場合は、結婚前からお父さんもお母さんも優しくて、
のんびりした人で、今でもわりとうまくいってるほうだとは思う。
でも、それでもやっぱりなんとなく不調和をかもしだしたりもする。
けどさ、本当に不思議でしょうがないんだけど、

なんで母と思わなくちゃいけないの?

だって、旦那様を選んで結婚したんであって、
そのお母さんを選んだわけではないじゃない。
もちろん血もつながらなきゃ、なんの共通の思い出もなく。
それが、結婚して入籍したとたん、自分の母だなんて、
思えるわけがない。

旦那様のお母さん。

それが正解。
お母さんにしたって、息子の嫁、ではあるけれど、
娘とはなかなか思えないに決まってる。
産まれて、育ってきた環境がちがうんだもの。
お互いの常識や、金銭感覚、すべて未知なのよ。
それなのに、何故、世間では無理をさせたがるのか・・・
だから、それなりの距離っていうのも大事だと思うなぁ。
それに、他人だからこそ優しくできるんだと思う。
実家の親には、ひどいことも言ったり、わがまましたりするけど、
姑さんには、そんなことできないもんね。
なるべくお母さんの希望、要望にこたえようとするじゃない。
それに、旦那様だって、私の母になんてまったく無関心。
嫁の姑に対する態度にはうるさいわりに、
旦那の姑に対する態度は無関心でいいのはどういうこと??
やっぱり、おかしぃ。不平等な気がしてきた。
お互いの実家に行くにいたって、こちらときたら、
遊びに行ったといったって、なんか手伝いしないといけないし、
座ってるのも気が引けるし。一生懸命話題をみつけなくちゃいけない。
なのに、逆に旦那がうちの実家に来た時は、ぼーっと座ってビール飲んで、
テレビみててもいいわけよ。
いやーん。くやしぃ~。
今にみてろーーー。って、どうしようもないけど。
旦那様に言ってることは、とりあえず、何があっても
私の味方でいてねってこと。それだけで、いいわ。
約束よ!